芝浦の集合住宅 Solea Solea/Housing in Shibaura
再開発が進む東京・芝浦地区の集合住宅で、流動的な入居状況や用途での利用が想定されました。
2~8Fの計13の住戸(うち8がロフト付)に加え1階に店舗、2階に事務所(シャワー室付)を設けています。
3~6Fの階高を大きくとり、建物の南側と北側で床レベルをずらすことにより、
容積対象外であり、就寝スペースとしてもワークスペースとしても利用できる広いロフト空間を確保し、
奥行きの長い住戸に立体的な変化をつくることで、洞窟のような居住空間をつくりました。
既存躯体・既存杭がある敷地であり、杭の解体及び新設のコストを最小化するため、柱位置や本数を何度もシミュレーションし、
間口方向には純ラーメン構造でありながら、ロフト段差部分を利用した梁位置とすることで室内に梁型が出ない柱配置としました。
外観は均一な外観とするのではなく、コンクリートとアルミの戸境壁、透明度の違うガラス手摺により、階高の変化や周辺環境とのインターフェイスを調整し、各住戸で少しずつ違った表情をつくっています。
インテリアについては、短い入退去のサイクルに対応するため、頻繁に張替えが必要となるビニルクロスの使用は避け、メンテナンスフリーで耐久性があり、エイジングにより風合いが増していく素材を選定しました。
メインの壁材はセメント調のボード(KMEW SOLIDO)、天井はコンクリート、床は節のあるラフな板目に繊細な白の拭き取り塗装を施したものとしました。
照明は壁や天井と調和するライティングレールを基本とし、自由にカスタマイズ可能なものとすることで、オフィスとして利用しても格調の高いインテリアとしています。
また共用部の壁・天井も均一な塗装ではなく素地のスチールパネルとし、床も割肌の石材とすることで、
建物全体として近代的な素材を使いながらも、素材の味わいが感じられ、洞窟的な雰囲気を感じさせるものとしました。

















